菊地純子著



初版　2005年3月 2版　2006年10月 B6版　220ページ 定価　1000円

【目　次】

読まれるみなさんへ
第一部　「はじめに……」―創世記
（１）　天と地が創造されたときのはなし
（２）　人間の営みとは
（３）　〈エデンの東〉の現実
（４）　諸国民の現実
（５）　族長たち
第二部　出エジプトの民の召し　―出エジプトから申命記まで
（１）　在エジプト人の苦しみ
（２）　神がイスラエル人を　エジプトでの苦境から導き出す
（３）　荒野のイスラエル
（４）　シナイでの啓示
（５）　荒野での移動
（６）　モーセの説教とモーセの死
第三部　約束の地での歴史 　―ヨシュア記・士師記・サムエル記・ 列王紀・いくつかの預言書
（１）　土地取得
（２）　王国時代
（３）　バビロン捕囚
（４）　預言者と預言書
第四部　新しい出発：帰還時代以降
　　―イザヤ書と12小預言書のつづき・ 歴代誌・エズラ記・ネヘミヤ記
（１）　ペルシャ帝国起こる
（２）　二つの希望：王権復興と神殿再建
（３）　神殿を中心にした共同体
（４）　本当のメシヤを待望
（５）　主の日
第五部　諸書―先祖たちの他の書物
（１）　旧約聖書の分類
（２）　詩篇
（３）　知恵の伝統
（４）　祝祭用の書：メギロート
（５）　ダニエル書
（６）　おわりに：読んでくださったみなさんへ

【内容の紹介】

　『日曜学校』誌1996年から2001年にかけて、信徒養成講座「喜びの学校シリーズ」に連載されたものを、教育委員会が「青少年のための聖書の学び」シリーズに加えて発行。これまでに発行されている同シリー ズの旧約聖書に関する学びとは少し違った視点から、旧約聖書の内容に迫っています。その主な視点は、 近年になって盛んになった考古学的発掘によってもたらされた中近東地域の古代社会の文明や文化との対比によって聖書を読むことです。それによって、旧約聖書をいわば立体的にとらえて読むことができます。その視点はまた、今日わたしたちが現在社会の中で聖書をどう読むかという新しい視点をも提供 してくれます。もう一つの重要な視点は、旧約聖書の使信がどのように主イエス・キリストを預言し、 証ししているか、またそれがどのようにして主イエス・キリストによって成就されたかということです。 旧約聖書の全体を概観するのに最適な書です。

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