初版 1973年10月 12版増刷 2016年9月 B6版 278ページ 定価 1,000円
【目 次】
まえがき
Ⅰ 序 論
1 キリスト教とキリスト
2 キリストと聖書・聖書と教理
Ⅱ 聖 書
3 神の言としての聖書
4 旧約聖書と新約聖書
Ⅲ 神(父なる神)
5 創造主なる神
6 支配者なる神
7 父なる神
Ⅳ 人 間
8 造られたもの
9 神のかたち(似姿)
10 男と女
11 堕罪・原罪
12 罪と罰
13 現実の人間
Ⅴ 救 い
14 救いとは何か
15 救いの歴史
16 救い主の待望
17 救い主の到来(おいでになったこと)
Ⅵ イエス・キリスト(子なる神)
18 まことの神
19 まことの人
20 キリスト=預言者・祭司・王
21 和解者(一)―十字架につけられた方―
22 和解者(二)―復活された方―
23 わたしの救い主
Ⅶ 聖 霊(聖霊なる神)
24 聖霊の降臨
25 助け主なる聖霊
26 聖 化
Ⅷ 三位一体なる神
27 三位一体なる神
Ⅸ 教 会(聖霊の業)
28 救いと教会
29 キリストのからだ
30 礼拝の民
31 福音の宣教(一)
32 福音の宣教(二)―罪の赦しの宣言―
33 聖礼典(一)
34 聖礼典(二)―洗礼―
35 聖礼典(三)―聖餐―
36 終りのさばき
37 からだのよみがえり
38 永遠のいのち
39 新天新地
40 終末と生活
Ⅺ 聖霊によるキリスト者の生活―感謝の生活―
41 悔い改めの生活
42 神の律法・十戒
43 聖日礼拝中心の生活
44 聖書との交わりの生活
45 伝道のつとめ
46 自由と秩序の生活(一)
47 自由と秩序の生活(二)
48 愛と奉仕の生活
49 この世とキリスト者
50 教会と国家
51 キリスト者と平和
52 祈り・主の祈り
付 録
使徒信条
十 戒・愛の戒め
主の祈り
あとがき
【内容の紹介】
本書は1970年度の『日曜学校』誌に「教理教案」として1年間連載されたものです。定本として発行された第1号です。
あとがきで著者の永井春子先生は次のように書いています。「この本は、少年少女(日曜学校上級) のみなさん(また大人の方にもやさしく読めるため)に、日ごろ、むずかしいと思われているキリスト
教教理に親しんでいただくために、正確さを失わずに、できるだけ易(やさ)しくということをめざして、 カテキスムスと、その説明という形をとって、教理のほぼ全般をごく簡単にあらわしたものであります」。
教育委員会発行の定本類の中では群を抜いてよく読まれ、活用されていて、2016年までに12版(その他、 増刷2回)を重ねました。推定発行部数は1万5千部を超えると思われます。
歴史的な「信仰問答書・教理問答書」に学びつつ、しかしその形態にとらわれずに、日曜学校生徒の具体的な関心や課題にもふれながら、キリスト教教理の全体を211の問いと答えで展開しています。また、
その中には、日本キリスト教会の信仰と神学の特徴が太い線で貫かれており、実際には言及されてはいませんが、「日本キリスト教会信仰の告白」と「日本キリスト教会小信仰問答」のすぐれた解説書とも
言えるでしょう。
これまでもそうであったように、これからもこの書は日曜学校生徒の教理教育のためだけでなく、求道者会や、受洗準備会、教会の各グループ等での勉強会のテキストとして、幅広く用いられていくことでしょう。
前に戻る